日本弱酸性美容協会 カット&ブローコンテスト全国大会に向けて
テーマはサロンスタイル
流行の先取りをして、可愛らしさを強調するのか、綺麗さ・かっこよさを強調してヘアスタイルを
作っていくのか、貴方のセンスが勝負の分かれ目!
正面からの印象
顔にかかるラインの場合、瞳を引き立てるよう に計算しなくてはいけません |
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思いっきり顔を出すのも良いかもしれません | |
フォワードラインはスタイル的に多く、 いかに綺麗に仕上げるかがポイントです |
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ショートのフォワードスタイルです |
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眉前のスタイルは平凡になり易い |
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正面からはかわいいスタイルですが、 横・後ろとのバランスが難しいスタイルです |
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上のスタイル同様にバランスが難しいスタイル 大胆にこのくらい作ってあると感心します |
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ヘビーサイド側はボブになってます | |
かなりショートにしてありますが、ポイントは 押さえてあると思います |
横からの印象
基本に忠実にグラデーションでウエートライン を出しているスタイル |
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上とほぼ同じスタイルですがこちらの方が 少し長めにカットしてあります 印象はかなり違うと思います |
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グラデーション系スタイル | |
ショートボブ系スタイル | |
グラデーション系スタイル | |
グラデーション系スタイル |
技術的なポイント
目をヘアーで隠さない!
ヘアスタイルを作る上で、目は大変貴重なアクセントです。
その目を隠すような、ヘアスタイルは避けた方が良いと思います。
目を隠すのは暗い印象を与えます。
毛先までしっかりブローする
コンテストの場合、同じ条件で作品を作っていくわけですから、髪の毛一本にも
しっかりとセットをしなくてはなりません。
安易にムース等スタイリング剤に頼った仕上げでは、毛先の雰囲気などが十分に
表現できないと思います。
上手な人は毛先までしっかり艶を出してきますから。
規定の範囲内であれば工夫が大事!
カット&ブローに限らず、コンテストなどでは規定に外れていなければ出来る限り、
やり易い様に工夫する事も大事です。
バリカンを使ってカットしても良いわけですし、ブローをきかせたいところをブラシを使うか
カーラーで巻くか、それともアイロンを使用するか、練習をしていく上で一番良い仕上げ方を
自分なりに探していく事も必要です。 それがすなわち自分の個性になるわけですから。
また、練習でうまくセットが出来ない時は道具にも視線を向けてみるのも一興です。
カット&ブローはカット<ブロー(仕上げ)
コンテストでは決められた時間内にひとつのヘアスタイルを作るわけですが、カット&ブロー
であれば40分という時間の中で効率よく、時間配分していかなくてはいけません。
上位に食い込んでいる方々をみると、早い方で12〜3分でカットを切り上げてきます。
平均しても15分位でカットを切り上げ、ブローに移って行きます。
この時点でカットは90%は終わっていて、後の10%は仕上げながら、微調整していきます。
時間配分で見ればカット15分<ブロー+微調整25分と言うようにカットも勿論大事ですが、
しっかりブローの練習もしておかなければなりません。
きれいに仕上げられてこそ、カットも生きてくるのです。
ヘアスタイルを決めるのは自分のセンス
ヘアスタイルを決めていく上で大切のことがあります。
初挑戦やまだチャレンジ精神だけでコンテストに望まれる方は、いままでのコンテストの上位の作品を
真似てなさる事もいい勉強になると思います。
いい作品を真似て練習するという事は技術修得の本筋ですから。
ただいつまでも人まねだけでは自分のセンスが養われませんから、ヘアスタイルに対しては
好き嫌いをはっきりさせていく事が大切です。
好き嫌いを分けていきながら自分のセンスを磨いていくわけです。
単純に言えばヘアスタイルはかわいく見えるか、きれいに見えるかのどっちかでなくてはなりません。
きれい系なスタイルが好きなのに自分で作るとかわいい系になってしまう。 のようにセンスと技術が
一致していないうちは経験と勉強が足りないわけです。
かわいいスタイルを作っていくか、きれいなスタイルを作っていくか、作るスタイルと自分の好みが
一致したとはっきり自覚できた時が一人前になった証かも知れません。
それを見つけるのがコンテストの大きな意味だと思いますから、わからなくてもがむしゃらに
打ち込んでみるのも良いと思います。
ちょっとだけヒント
カット&ブローのスタイルの基本はグラデーションです。
グラデーションスタイルから練習を始めていくとヘアスタイルの奥深さが感じられると思います。
その上、営業にも役立つスタイルがいっぱい練習出来ます。